Pucci

マトリオシカが語るブランドのメッセージ!

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今回は翻訳ではなく私個人の言葉でお送りします。古い記事になりますが、とっても気になったのでご紹介!


この27体のマトリオシカ達は2008年のロシアVogue誕生10周年に豪華なブランドがお祝いとしてデザインを手がけたもの。


そして私はこれを大変興味深いモノとみている....。

というのもこの小さな人形一体に各ブランドがあらゆる方法で特徴を出し、凝縮させている。‥‥要はブランドのコンセプト、カラー、ミューズの理想像をすべてこの1体で表しているのだ。

覆い被さる服はもとより、メイクや手の様子などからも見てとれる。

例えば、Emilio Pucciは無表情な表情と冷たい肌に対比して、明るく複雑な柄と色の展開を見せている。Yves Saint Laurentなんかは提供されたマトリオシカの体系に納得できず試行錯誤のもとどうにかスマートなスタイルを提案し、ミューズのイメージを維持している。Burberryはいつものトレードマークのトレンチ。精巧なラインや手先に爪まで描くところなんかは伝統的でトラッドなイメージを確実に出している。Marc Jacobsは可愛らしさ、たった
2色の色使い、手の様子から活発で大胆なミューズ像が見える。Robert Cavalliなんかは一番わかりやすい。
こういった同じフォーマット内でデザインされ、ある程度のルールが定められていると意外と個性が飛び出し、拡散するということがわかりますね!

そんな見出したら面白いマトリオシカデザインを見解してみて下さい。

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